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日帰り手術について

  • 局所麻酔、全身麻酔による日帰り手術。全身麻酔は麻酔科医が周術期を管理。
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  • 形成外科では粉瘤、脂肪腫などの皮膚皮下腫瘍や眼瞼下垂などの多くは、局所麻酔での手術を行うことが多いです。
    また、当院の鼻中隔外鼻形成術、鼻の美容整形手術やフェイスリフト手術は全身麻酔で行います。
    これらの手術はいずれも日帰りで受けることが可能です。

    手術術式、手術機器や麻酔器の進歩や新たな麻酔薬の開発により、患者さまの体の負担が軽減でき、
    術後の出血や疼痛などのリスクの少ない手術が可能となったことによります。
    全身麻酔では、それらに加え麻酔科医と外科医との連携を図ることで、より安全面に考慮した日帰り手術が可能となりました。

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  • 日帰り手術のメリット

  • 早い社会復帰

    入院をしないことで仕事や学業への早期の復帰が可能です。

  • 入院費用の軽減
    日帰り手術は入院しないことで患者さまの費用負担を抑えることが可能です
  • 安全な全身麻酔手術
    麻酔科医が周術期管理を行うことで安全性の高い全身麻酔手術を行います。

日帰り手術の流れ

1事前診察

医師の診察にて手術適応を評価し、手術内容や術前術後の注意点を説明いたします。
事前診察にて基礎疾患や既往歴などで日帰り手術が困難であると診断した場合は大学病院などにご紹介することがあります。

2検査

採血、心電図、レントゲンなど手術に必要な検査を行います。

3手術

疾患に応じて事前診察より局所麻酔、全身麻酔を選択して手術を行います。

4術後経過観察

手術室やリカバリー部屋にて休んでいただきます。状態が安定した後、ご帰宅できます。

5再診

患部の状態や抜糸、術後の経過を診察するため、手術後の定期的な受診が必要です。

6治療終了

定期的な受診にて経過が順調で問題がなければ治療終了となります。

手術の際の注意点

予防接種

予防接種後はワクチンによる副反応の影響がでる可能性を考慮し、下記の期間は当院では全身麻酔を行いません。

  • 接種後、全身麻酔を行えない期間:
    ・不活化ワクチン:2週間
    ・生ワクチン:3週間
    ・コロナウイルスに対するワクチン:3週間

ピル

ピルを内服されている患者さまは、血栓症のリスクがあり術前1ヶ月の休薬をお願いしております。

風邪、感冒症状

手術当日に38度を超える発熱、咳や鼻水などの上気道症状がみられる場合は、手術を延期させていただく場合がございます。手術日が決まりましたら、体調管理に気をつけてください。

喘息

全身麻酔は気管挿管の刺激で気管支痙攣や喘息発作を誘発する可能性があります。活動性の喘息をお持ちの患者さまは術後それにて呼吸不全から命の危険を伴うことがあります。喘息症状が強い場合は治療を行い症状が落ち着いてから全身麻酔の手術を行います。

喫煙

喫煙により喀痰が増え、のどや気道が腫れてたり、喘息や肺炎が起こるリスクがあります。手術後に傷が治りにくい、感染のリスクありますので術前の2週間、術後の最低1ヶ月の禁煙指導を行っております。

手術当日の注意点

アクセサリーなどの金属類は熱傷のリスクがありますので全て外してきてください。
ネイルは手術中のモニターの妨げとなるため手術までに除去をお願いします。
コンタクトを日常お使いの患者さまは当日は眼鏡をご持参ください。
術前の絶食、絶飲時間は指示をいたします、これをお守りください。

高額療養費制度について

高額療養費制度とは、1ヶ月(1日~月末まで)にかかる医療費が一定の額を超えた場合、超えた分を戻してもらえる国の制度です。この制度を利用することで、高い医療費が発生した場合でも、安心して治療を受けられます。
患者さまが払うべき額は、年収や年齢などによって変動します。ご自身の上限を知りたい場合は、健康保険証に記載されている健康保険組合(国民健康保険の方はお住まいの自治体)へ問い合わせできます。インターネットでも制度の詳しい説明が確認できますので、以下リンクからご覧ください。

限度額適用認定証をもらうには

高額療養費制度を使うには、事前に医療機関へ「限度額適用認定書」を提示する必要があります。「健康保険限度額適用申請書」を使用して健康保険組合や自治体に申請すると、認定書がもらえます。
認定書は期限内でしたら何回でも使用できるので、高額の治療費が必要な時に申請することをお勧めします。
なお、お住まいの市区町村・ご加入先の健康保険の種類によっては、一部内容が変わることもありますので、詳細はそちらへお問い合わせください。

各種任意保険とは

ご自身が加入されている任意保険によっては、手術費用が支払われることもあります。
詳細につきましては、手術前に保険会社へお問い合わせください。手術給付金の条件は保険の種類や会社によって違うので、お問い合わせする際は「日帰り手術」という旨をお伝えすることをお勧めします。