顎矯正手術後のプレート抜去
2025.02.12
形成外科の中尾です。
韓国、日本では顔の輪郭形成を目的に顎矯正手術(顔の骨切り手術)が昨今多く行われています。
顏の構造を大きく変える革新的な治療方法です。
骨を骨切りするわけですが骨に到達するために顔を大きく剥離することで
顏を支える靭帯などが外れてしまい術後に顔がたるむことがあります。
これでは折角、骨切りをして顔を小さくするつもりがたるみで望みがかなわないことが起きます。
たるみが強い場合はフェイスリフト手術が有効です。
年齢、たるみ具合で最適な手術方法を提案いたします。
上顎骨切り後のプレートを抜去しました。韓国で行われた症例はプレートを固定するスクリューのヘッドの形状が
日本の規格と違うことが多いので注意が必要です。
上顎のスクリューが術後の副鼻腔炎の原因となることもあり、CT画像にて副鼻腔炎の所見を認めましたので抜去しました。